OB会、保護者の方々には、日頃より八尾高校ラグビー部に対し、ご指導ご協力いただきありがとうございます。公式戦のみならず練習や練習試合などに応援、指導にかけつけていただき大変感謝しております。この場をお借りしまして心よりお礼申し上げます。
さて私事になりますが八尾高校に赴任し2年が経ちました。冒頭でも触れましたが、OBの方々の援助と八尾高校ラグビー部に対する思いの大きさに感謝と共に責任の大きさを感じています。そのような中、昨年度の1年も部員数に一喜一憂し、左右された一年でありました。
2014年4月になり、1年生の勧誘に部員全員で昼休みに走り回りました。中学校からの経験者が3人入学したものの、入部は1人にとどまりました。しかし部員たちの頑張りで未経験者が7人入部し、部員21人マネージャー3人の合計24人でスタートしました。合宿は高津高校と合同でOB会の援助の中、昨年度も菅平で行いました。大きなケガもなく、また他校との合同合宿だったこともあり、練習相手に困ることなく、例年にも増して充実した合宿を過ごすことが出来たように思います。
3年生最後の全国大会予選では、3チーム総当りの予選リーグで1チームが棄権したことで、摂津高校との決勝トーナメントを掛けての1試合のみでした。1年生2人(うち1人が中学未経験者)がスタートという経験不足が否めないチーム構成でした。結果的には敗戦となりましたが、FWで数本のトライを奪うという頑張りをみせたゲームでもありました。最後の試合となった3年生は2年生から顧問が(小林先生から私に)代わるという環境の中、八尾高生らしく大きな成長をみせてくれたように思います。
新チームは部員15人のスタートとなりました。ギリギリの人数のため、ケガをした場合に棄権の可能性もありましたが、単独15人での出場が今後の八尾高校にとって大きな1歩になると判断し、新人戦は7年ぶりに単独15人で出場しました。幸いインフルエンザなどの感染症や、ケガもなく大会に参加することが出来ました。結果としては早稲田摂陵高校に力の差をみせつけられ敗戦となりました。力のなさを痛感させられた新人戦となりました。
その後の総体でも単独15人でエントリーをしましたが、大会直前に怪我人が出てしまい、3試合すべて棄権という残念な結果となってしまいました。部員数の大切さを痛感させられました。
2015年4月になり、部員たちが総体棄権の悔しさもあり、例年以上に積極的に部員の勧誘を行い、現在部員9人マネージャー1人の1年生が入部(今後も新入部員の確保に努めます)し、部員24人マネージャー3人の合計27人となりました(5月11日現在)。
全国大会予選に向け、高みを目指し、生徒達は努力をしています。私自身も指導力の向上を試み、生徒共々前に進んで行きたいと思っております。 最後になりますが、今後とも八尾高校ラグビー部発展のために、ご指導ご協力お願いいたします。
中出智之先生のラグビー経歴
富田林高校(42期)→京都教育大学→大阪教員団
おもにフランカー・ナンバー8
現在/大阪高体連ラグビー専門部 常任委員・強化委員